耐久性

約2年使った手作りローチェアの損傷具合を記録しています。果たして本当にローチェアを手作りする価値はあるのか? 手作りローチェアって本当に使えるのか?

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えぇ。使えますとも。

でも、ワンバイ材の特性なのか弱点個所があるのも事実。このあたりをどう見るか。賛否が分かれるところでしょうか。

木目に沿った割れが発生

今回は上写真の赤丸部分をチェックしました。

結論から言うと、現在手持ちの手作りローチェア4脚のうち3脚で木目に沿った割れがあります。

正確ではないかもしれませんが、この割れはささくれ立った木目から亀裂が入り、割れたものだと考えています。

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残念ながらこんな感じ。

指先のささくれが剥がれたような感じです。

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一方、こちらは「割れ」が発生。「ささくれが剥がれた」より重傷です。

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また別の手作りローチェアでも、ささくれています。

SPF材は丈夫なのか?

このブログでは手作りローチェアには「ワンバイ材」が適していると紹介しています。「ワンバイ材」であることに間違いはないのですが、これはサイズを表現する言葉であります。実際にビリがローチェアに使った材料は「ワンバイサイズのSPF材」です。

SPF材とその強度については、次の知恵袋が参考になります。

Yahoo!知恵袋
SPFの木材は丈夫だとホームセンターの店員にいわれました。実際に使って家や建物建…
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1116060801

ここで言われている吸湿の影響もあるかもしれません

が、ささくれは地面との接触により木目に沿って剥がれたんだろう、というのが直感的な印象です。

ただ、割れは分かりません。

というのも、「気づいたらささくれていた」もしくは「気づいたらも割れていた」ので、何が原因かよくわからないんです。

防止策はあるのか

手作りローチェア脚の接触面はこんなふうになっていますが、手作りローテーブルは違います。もしかしたら、下写真のように仕上げたからかな。

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ささくれや割れの防止策。ん~今思いつく範囲では、ローテーブルのように丸く仕上げることくらいかなぁ。それから塗膜による保護効果を期待して2度塗り、あるいは3度塗りくらいしておくとか。

すんません。みなさんに防止策を提案できるほどの知識はありません。

安い材料を使っている以上、「宿命ととらえる」というのは防止策になりませんかねぇ・・・苦笑

ちょっと高級な材料を使うなら上のWhiteAshあたりがいいのかなぁ。

背もたれはバンバン 問題なし

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ローチェアの脚には一部でささくれや割れがあるものの、背もたれは問題ありません。

背もたれの固定方法」のとおり、試行錯誤の末あみ出した「ステップル固定法」が奏功。背もたれはバンバン。現在のところ問題なしです。

ローチェアを手作りした頃は、先に背もたれがヘタって張り替えることになかと想像していましたが、その心配もなさそうです。反対に脚部に損傷があるので、場合によっては材料を取り替えるとか補修するとかしなければならないかもしれません。

安く作って9割方満足している。多少壊れるのは想定の範囲内。そんな覚悟・割り切りも持ち合わせているので、使えるところまで使い倒そうという感じですけどね。

ローチェアの手作りをしようと考えているみなさんの参考になれば。

ローチェア手作りマニュアル 目次