ファミリーキャンプは何から揃えるのが正解?

ファミリーキャンプをはじめる。そのために何から揃えるべきか、ビリ家のキャンプ経験から書いています。

ファミリーキャンプを象徴するテントやタープに目がいきがちですが、いの一番に揃えるべきキャンプ用品はテントやタープではないと考えています。そしてビリがおすすめする最初に揃えるべきキャンプ用品は、キャンプのみならず子どもの運動会や花火を鑑賞する際にも使えて便利なものです。

男気の見せ所 ファミリーキャンプは何から揃えるのが正解? 目次

チェアとテーブルを揃えよう

何から揃えるのが正解?という疑問には、ビリの経験からチェアとテーブルを揃えることをおすすめします。テントもタープもバーナーも全て後回し。まずはチェアとテーブルです。

なぜか?

まず下の写真をご覧下さい。

コールマン 折りたたみチェア ベイビーマイロ

この写真はコールマンの折りたたみチェア「ベイビーマイロ」です。例えばこのイスを持って山に、海に、公園に、河川敷に行き、ポンとイスを置きます。すると同時にイスを置いた場所があなたの縄張りになります。

アウトドアフィールドでイスを置く。その行動は「ここはオレの場所」という意思を周囲に無言で、暗黙に伝える意味を持ちます。

Coleman(コールマン) メッシュチェア サンライト/ライムグリーン 170-7643

もう一つ右の写真。砂浜に置いた一つのアウトドアチェア。

どうでしょう?

アウトドアチェア。その機能は安心して座れること。最大にして唯一のこの当然過ぎる機能の他に、実は「オレの居場所」を無言で主張する暗黙の機能があるわけです。

砂浜に置いたチェア。波に戯れるサーファーを眺めながらのんびりと過ごすのであります。飲み物はポケットに入るくらい。一つあればいいか。潮風に吹かれ、持ってきた飲み物を飲み終えた頃には帰ります。

ここに座ったら気持ちよさそうですよね。わずか数十分、数時間を過ごすだけでも気分が癒されそう。

いつもの木陰をラグジュアリーに過ごす

キャンプをはじめよう。と考えるとテントは? タープは? どれがいいの?という気持ちにかられます。

そこを冷静に考えてみましょう。

草原の木陰
草原の木陰 / khf_fjs

あなたがお住まいの近くに上写真のように木陰のある公園はありませんか。もしあればシメシメですよ。用意したチェアとテーブルを持って行き木陰の下に広げラグジュアリーに過ごすことができます。

camp4_20110808_1.JPG

きっと持参したチェアとテーブルは無言で、ただし力強く「オレの場所」であることを周囲に知らしめるはずです(くれぐれも周囲のみなさんが不愉快になることがないよう、マナーを守って楽しみましょうね)。

レジャーシートで代用も

レジャーラグE-LR2 レッド 135mm×175mm

「オレの場所」を確保する。この一点で言えば、レジャーシートでも代用できるんです。

上にあった写真の木陰の下のレジャーシートを広げる。それだけでも「オレの場所」になりますからね。

もしかしたら、右写真のように赤ちゃんだったりしたらチェアよりもレジャーシートのほうが適しているかもしれませんね。

レジャーシートなんて重さも感じないような重さです。だから子ども連れでも持ち運びに不便はありません。タープがあるにこしたことはありませんが、自由にお好みの木陰を探して木陰を代用するのです。

レジャーシートにしてもチェアにしても子どもの運動会とか夏の花火を見るときに重宝します。キャンプ以外で使えるものですから一家にひとつあっても損はしないですよね。

デイキャンプの原型が完成

高価なものでも、DIYでも、そこにチェアとテーブルを広げれば「オレの場所」ができます。しばらくの時間、そこは「オレの場所」です。そしてお気づきのことと思いますが、チェアとテーブルを広げた状態はデイキャンプの原型でもあります。

アウトドアで料理するにも宿泊するにも「オレの場所」がなければはじめられませんからね。

「オレの場所」を確保した上で調理できる道具があれば、

mizuasobi_20110723_1.JPG

ほら。簡単にホットサンドとサラダを作ってデイキャンプです。

調理する道具は後回しでいい。シングルバーナーやフライパンなどは、どれもテーブルが無い状態で使うのはたいへん。下写真はビリがテーブルを持つ前にシングルバーナーでホットサンドを作っている状態。シングルバーナーは駐車場のアスファルト舗装の上に置きました(記事「トラメジーノ 手抜きホットサンドの作り方」より)。

hotsand_20110507_3.JPG

シングルバーナーは地面に置いても使えますけど、テーブルや五徳がなければフライパンも地面に置かざるを得ない。だから、調理道具の前にテーブルを準備するのが先決です。

外で食べる料理は美味しい。手作りの弁当を持参するのもいい。コンビニ弁当でもいい。マクドナルドでもケンタッキーでもミスタードーナッツでも。

アウトドアフィールドに「オレの場所」さえ確保できれば、そこで癒しの時間を過ごすことができます。調理は後回しでいいんです。

ファミリーキャンプの魅力を知る四つのキーワードではキャンプの魅力を力説してみました。キャンプの魅力の一つは自分を大切にする、癒しの時間を過ごすこと。これらはキャンプの魅力の一つとして、大きなウェイトを占めているように思います。

日頃、磨り減った心を癒したい。そんな思いありますよね。

チェアとテーブルが揃えばデイキャンプの原型が完成します。ここに調理道具とテントと寝袋を加えればテント泊にチャレンジすることもできます。ファミリーキャンプのはじめの一歩としてチェアとテーブルから揃えてみるのはどうですか?