最高の笑顔を撮りたくて

シャッターチャンスは2回。スタート直後とゴールの直前だ。 スタート直後,2人は硬い表情で「満面の笑み」には程遠い。全く楽しさが記録されないスナップになってしまった。 残るゴール直前のシャッターチャンスで2人はどんな表情を見せるか。 「その瞬間を逃すまい。」と,カメラを構えて待っている。
毎年上位にランキングされる前森高原

山形県最上町の「前森高原」。 キャンプ場の他,羊,鹿などへの餌付け体験ができる。それから乗馬体験も。 有料の体験系アクティビティを楽しんだ後にも,大きなアスレチックで思いっきり遊べる。退屈しない充実した施設が魅力の前森高原。その魅力を裏付けるかのように,ビリ家4人で今年行ったキャンプ場をランキングすると毎年1位か,2位を獲得するのだ。
今回乗ったゴーカートは繰り返し乗っている。陸上トラックほどキレイではなく蛇行したコースを半時計周りに走る。1周約5分の走行時間の半分程度は,ブッシュの間を通るコース。言うなれば第2コーナーから第3コーナーまでがブッシュスといったところか。 家族の楽しいスナップ写真を撮るなら自ずとスタート直後とゴール直前にシャッターチャンスがやってくる。 スタート直後の二人の表情が硬かったのには理由がある。 今回,兄ちゃんは初めてエンジンバギーに一人で搭乗。 ゴーカートにはないパワーを秘めたマシンにビビった様子。係の方からの説明を聞く間も終始ビビリ気味。好奇心と未知の世界へ踏み込むことで不安げな様子。 3年生になった下の子もゴーカートの運転に挑戦。何かにつけ「できない理由」を付けるビビリ性格。今回も「アクセル・ブレーキのペダルに足が届かない」とのたまうが一喝。いいから行ってこい(お母さんといっしょに・苦笑)。
前森高原の難点

子ども達が大好きなアスレチックがなくなったんですよね。老朽化が原因でしょうかね? アスレチックがなくなった以上に,前森高原では困ったことがしばしば起きる。 刺されると大きく腫れて痒さがとまらない虫がいる。ビリ家ではその正体を特定に至っていないが,他のブログを拝見するにきっとブヨだ。 一度やられると「青空と緑を眺めながら優雅な時間を過ごす」なんて無理。そこに暑さが加わったら最悪。 で,案の定,今回もやられてしまった。 宮城と同じ緯度にありながら,絶対にアヅイ山形。特融の暑さの山形。それ故,短パンを選択した子ども達と私はブヨの被害に。アース渦巻香に期待したの効き目無し。
エンジンバギーで爽快に駆け抜けるのが最高
ブッシュを抜け先頭を走る兄ちゃんがやってきた。 表情はスタート直後と変わらず硬い(汗)。いくら高速で連写しても一つとして笑顔をとらえられない。とはいえ,他から助けが得られないブッシュの中を慎重に捜査して乗り越えてきたことには意味がある。

後続の3年生は・・・満面の笑み。 最大ズームで待ち構えていたファインダーで,ハンドルを握る大きな笑顔をとらえた。 そうそうコレコレ。コレよ。コレを撮りたかったのよ。 上に書いた虫刺されはこの後の出来事でして・・・ 刺された後,3日程悩まされた腫れと痒みを思い起こすと,何度も乗っているとはいえエンジンバギーでも爽快に駆け抜けるのが最高に思えるわけです。