サイトを象徴するギア。それは、見る人の目に真っ先に飛び込むテント、タープだ。そしてテント、タープに次ぐサイトのシンボルがランタンだと思う。
サイトの象徴となるテント、タープ そしてランタン

ランタンが活躍するのは夕刻からだけども、サイトにそっと置いてあるランタンの佇まいからそのオーナーのこだわりが伺えたりする。だからランタンが放つ「佇まい」は無視できない。
キャンプをはじめるのに道具が一つもない丸腰の状態。そのスタートラインから総じて無気力なはずのビリがテント、タープ選びに注いだ情熱とエネルギーは結構なものだったと振り返る。一方、ビリのランタン選びはと言えば、テント、タープへ注力し過ぎた(予算のほとんどをつぎ込んだ)せいか、経済性を重視したランタン選びに終始し、結果的にユニフレームULXを選択した。
今振り返ると、ランタンを選ぶのにそこまで経済性に執着することはなかったかなと思う。 ランタンの「燃費」に着目してアレヤコレヤ考えた。けれども、実際にキャンプに行ってみたらビリ家ではランタンを長時間点灯させることが少ない。
- 当時は真剣にこんなコトを考えていました
- キャンプの光熱費 妥当な水準はコレだ
そもそも、わんぱくな子どもがいるビリ家ではテント内で炎を扱うのは最小限にしたいと考えている。だからメッシュエッグやアメニティドーム内はジェントスを使う。ジェントスで十分事足りる。 こんな理由からULXを使う頻度が少ない。だからランタンの燃費の良し悪しは無視できるのだ。
燃料「ケロシン」を選択したらヴェイパラックスに

ランタンの燃費の良し悪しは無視できると言っても安い燃料が得に決まってる。 当時、燃料といえばホワイトガソリンかガスかの二者択一かと思い込んでいたけれども、みなさまのキャンプブログを拝見しながらケロシンなるキーワードを知る。ケロシンとは灯油のこと。灯油を燃料とするランタンがあるのか。細かな計算はしていないけれども間違いなくホワイトガソリンより安い。
ガスを燃料とするULXは実用上の問題はない。十分な光量があるかと言えば物足りなさがあるのも事実。結局、要約すると次の理由からケロシンランタンのヴェイパラックス(Vapalux)をしつらえました。
- ヴェイパラックス(Vapalux)選択の理由
- お隣のサイトを見たときにランタンがサイトのシンボルになるんだなと気付いたため
- 家計への影響はランタンの燃費にさほど左右されないことに気付いたため
- でも安い燃料が得なわけだから、ガソリンランタンよりはケロシンランタンが良いと思った
- ケロシンランタンに付き物の「炎上」がヴェイパラックスには少ないように思えた
- 東日本大震災の経験から年中ストックすることにしている灯油があれば、非常時には灯りがとれる(ちなみに非常時の暖房はアルパカです)
これでサイトの格が上がったと陶酔している

合理的。これがビリの信条です。フトコロが痛むのは間違いないのです。でもその痛み以上の合理性が得られれば問題ないとも感じています。
ヴェイパラックスをゲット。と同時に「サイトの格」が上がった。そんな陶酔に浸っています。機能的にはULXを軽く上回る光量が得られること。非常用として年中ストックしている灯油が使えること。これらの二つ、三つのメリットがあれば購入に値するのです(と自分に言い聞かせる)。

大事に使いますよぉ。初期投資は大きいものでした。でも、ソフトクーラー購入に反対する人を説得する方法に従って説得したり、自分を納得させたり。

ULXも悪くはない。でもヴェイパラックスが放つ気品と風格はULXの比ではない。
こんばんは!
やっぱり、アウトドアで灯りは「大切」ですよね!「オシャレ」、「こだわりがある」、「珍しい」・・・。
そんなランタンを観るだけで「おぉ!カッコイイなぁ!」なんて思います!
効率的な使い方をしつつ、「ステキ!」と思えるギアを使い・・・自己満足しながら気持ちよく過ごす・・・。
たぶん、いい灯りを観ながらの会話は忘れられないものになるのでは・・・?
ただ一つ・・・「物欲症候群」がコワい・・・(笑)
タクpapaさんへ
キャンプ道具に限らず性能とルックスが良いものって高価。予算との兼ね合いがつかず、あきらめようかなとの思いもある。同時に、安物買いの銭失いになるのもヤダとも思う。
毎回、家族会議で「欲に負けて」とは言いにくいので「合理性」を強調することにしていますよぉ。そして資金を投じただけ生活(キャンプ)が豊になれば、楽しくなれば、その投資は成功したと言えるわけですから「道具選び」にもチカラが入りますよね。