個人的に残暑をほとんど感じない9月でした。朝晩の気温も低くなりはじめた9月下旬のこと錦秋湖に行ってきました。このところ,車にテントを突っ込んで遠方を巡るキャンプスタイルにはまっていましたけど,今回はキャンプ場に直行。下手の横好き。なかなか腕の上がらないカメラではありますがキャンプ場で「光を撮る」ことにこだわって見ました。
錦秋湖で「光を撮る」にこだわる

キャンプ場の空は雲が多く時折,日差しが指す。そんな空模様でした。

種類が不明なこの木のコブ(節)を木の根元にたって見上げたアングルで狙う。コブ(節)の陰影を強調して写したかったけれど思うようにいかない。

一瞬,日が差した時に思わず地面を撮った。 被写体として全く特別感がない。けれど,曇り空の中,一瞬さした光を捕らえることができた(自己満足)。

その後もシャッターチャンスを伺う。 栗の木の下。西日が作る長い影を入れるだけで光を撮る感覚に浸れることに気付いた。

着実に季節は進んでいました。
「光を撮る」にこだわった後,ナベ

キャンプ場内を「光を撮る」ことにこだわってウロウロ。 キャンプ場のシンボルとも言える栗の木の下に落ちたイガグリは9割方,中身が回収されてしまっていた。それでも,立派なクリを見てみたい,見せたい子ども達とわたしは6粒のクリをゲット。上の写真は,一応,クリが反射する光にこだわって撮ったものです。

さて,朝晩の冷え込みから「きっと,汁物が食べたくなるはずだ」と想定したメニューはナベです。 調理はかんたん。ネギなどの野菜は切って持ってきましたからね。

現地ではフィールドクッカーに水を入れウィスパーライトでお湯を沸騰させた後,材料を投入するだけです。
テントのみで勝負 設営が超カンタンでグッド

ナベを仕込んだ後は,一杯やりながら執拗に「光を撮る」にこだわりました。 ペットボトルが反射する光を背景に,またナベの蓋に手をやるタイミングを見計らって,缶酎ハイをパチリ。

ヤマボウシの赤い実もきれいでした。

一瞬差し込んだ西日で浮かび上がるグツグツ,アツアツの湯気を撮りたかったけど叶わず。 とりあえずナベが仕上がりました。

今回はメッシュエッグもタープもなし。いつも,ずっと一緒のアメニティドーム一つで勝負してみました。 これまで,子ども達が小さかったことからメッシュエッグとかタープで「覆われている安心感」を重視してきました。けれど,最近は必要最小限のかんたんな装備に勝るものはないなと感じます。 日中は雲が多かったものの雨の心配はなかったから問題なし。唯一,心配だった日中から朝晩にかけての気温の変化には,一枚羽織る,脱ぐの調整で問題ない範囲。設営・撤収がかんたんでグッドです。

食事を終えて温泉に入った後,缶ビールをもう1本。 テントに入る前,静かな燃焼音で優しく灯るベイパラックスの光を撮って今回のキャンプは終了でした。