欲張りプランを考えた結果、山形県立自然博物園の散策になった

登山もしたい。キャンプもしたい。 そんな欲張りなビリに、いつも悩ましいのがこの2点。第一に朝のスタートが遅い。第二に家から遠い山に登りたい(遠い場所でキャンプがしたい)。

そもそもビリは、登山するなら登山に集中したいと考えている。登山のために体調を整え、早朝出発。余裕のある行程にしたいのだ。 しかし家族の思いとは温度差あるようで、土日の朝、早く出発しようにも子ども達のテレビ番組が終わるのをまってからということになってしまい十分な山行時間が確保できない。

結果、早くて8時出発。車移動に2時間程度。昼前に登山口に立てればいいか・・・というところ。

こんな行程を思い描きながら、未体験コースの難易度とか安全とかを天秤にかけると「無理はしないでおこうか」と結論してしまうことが多かったのですが、今回は月山弓張平でキャンプをし登山気分を味わいに山形県立自然博物館の散策をしたのであります。

散策ルート

さぁて、「登山」ではなく「散策」なんだけど、当ブログで記事の薄さが秀でているカテゴリの一つ「登山」カテゴリにぶっ込みますよ。

山形県立自然博物園は月山の南側に位置します。散策ルートは次のホームページで確認できます。 ネイチャーセンターを出発。月山の湧水、ブナ広場、野鳥観察小屋で折り返すルートを散策しました。

山形県立自然博物園ホームページ
http://gassan-bunarin.jp/
園内散策マップが参考になります

散策路の様子

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9月初旬。快晴。月山の麓、標高900m前後の地点。長袖でもよし。半袖でもよし。心地よい一日です。

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ネイチャーセンターを出発すると、背の低い木の枝をくぐって歩くところが数ヶ所あります。

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ブナが連なる散策路。ブナ等の高木に遮られた直射日。木漏れ日。ブナの木肌。どれをとっても気持ちいい。 最近、分かったことだけど仙台市の場合、ほとんどは人工林らしい。 その点、月山は「手付かずの自然が今も多く残されている、国内でも数少ない貴重な場所」(山形県立自然博物園ホームページ)とのこと。それほど強い思いはないけれど、自然林のありがたみを感じつつ「人工林との違いは何か」などと自分なりの観察ポイントをもちながら進みました。

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ブナの巨木。 人工林であれ自然林であれ、年輪に刻まれた時間は人間の一生をはるかに越える長さなんでしょうね。

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小さな水たまりで見つけた生き物。 「カナヘビじゃないの?」とか言いながら通り過ぎたけど、ネイチャーセンターで見つけた生き物の話をしたところ、係の方から「サンショウウオかもしれないよ」とのこと。 サンショウウオはカナヘビに比べ、頭がずんぐりむっくりで手足が短いように感じます。改めて写真を見返してもその真偽はわからず(どなたか詳しい方、コメントをお願いします)。

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この散策の目的地であった野鳥観察小屋にたどりついたものの、小屋に入るのをためらう程のオドロオドロしさに屈して足早にUターン。

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帰路途中、ぐにゃりと曲がった幹にぶらさったり。

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自然を満喫したのであります。