7歳と5歳の息子を連れて登山に行きました。 登山に挑戦したい。と思いながらもなかなか実現できず。それでも今年は山寺でハイキングの修行をしてみたり、とことん山キャンプ場に行った際は地獄のトレッキングで忍耐力を鍛えたりしておりました。
そして今回は、2011年の反省を踏まえ、満を持して泉ヶ岳に再アタックというわけです。
長く使うことを考えて TELLS25

で、この山登りのためにゲットしていたのがボクちゃん専用のリュック。 以前から、子ども達には「オレ専用」のバックを持たせたかったんです。山登りでも、キャンプでも「自分で準備すること」をさせたかった。食べ物、飲み物などの必需品の他、持っていきたいならオモチャを突っ込むのもいいでしょう。とにかく「自分で考えて自分で準備すること」の訓練をさせたかったのです。
そんな目的がありましたからね。最初っから、キャラクターがプリントされたような子供じみたヤツは眼中にありません。長く使うことを考えてTHE NORTH FACE TELLUS 25を選択しました。
TELLUS25を手にした子ども達の反応

TELLUS25は「ボクちゃん専用」という名目で買いました。でも5歳のボクちゃんの背中にはかなり大きいサイズ。7歳のお兄ちゃんならサマになるんだけど、どちらにしてもリュック選びの基本からは完全に外れています。 それでもいいんです。なによりTELLS25を手にしたボクちゃんが「その気になっている」んですから。

2011年の初登山の頃、ボクちゃんは登山そのものへの泣き言は漏らさなかった。でも、やっぱり何かあれば「お母さん、お母さん」といった感じで、お母さんに手をひかれながら歩いていた。 あれから2年。ボクちゃん自身の成長もあるんだろうけど、TELLS25を背負った時のボクちゃんのドヤ顔、あの自信に満ちた横顔と「その気」になっているキミの様子にお父さんは満足したのですよ。
さぁ。リュックひとつ背負ってどこまでも行ってみろ。
そんな気持ちに浸りました。 今年の夏休み。公共交通手段を使いながらばあちゃんの家まで行きましたね。お兄ちゃんとボクちゃん二人だけで。途中、半ベソかきながらだっと聞きました。次はTELLS25に着替え、飲み物、オヤツを詰め込んで、もう一度チャレンジしよう。
水神コースをひたすら登る

さて、TELLS25への感情移入の次は、本題の登山です。
- 泉ヶ岳はこんなところ
- http://www.izumiroggi.net/summer.html
大駐車場から山頂まで約1時間50分の水神コースを登りました。前回と同じです。 子ども達はすでに自分のリュックを背負ってません(涙)。というのも体力の消耗を心配して、あらかじめお母さんが背負うことにしていたのです。今回の登山の目的は、リュックを背負わせることではなく、登頂することですからね。

水神の石碑前にある沢に到着です。

さらに上を目指します。コース入口付近は半袖でもよかったけど、このあたりから寒くなった。普段着につかっているジャンパーをはおって登ります。

疲れのピークは山頂手前の大岩あたりだったかな。徐々に写真を撮る余力もなくなったけど、山頂手前で見たパノラマな風景で疲れを癒し、山頂の三角点にタッチです。やったー。ゴール。
体力的にきついだろうな。帰りたいって言うだろうな。と思っていたボクちゃんも、そのカヨワイ足で標高1,172mまで約3時間の道程を踏破したものです。ボクちゃんに比べれば、お兄ちゃんは楽勝な感じ。心配無用。反面、大人は足腰へのダメージが大きかった。子どもの心配よりも自分たちの心配をすべきかもしれません(涙)。
山頂でコンビニおにぎり、サンドイッチを食べて体力回復。当然のことながら山頂は寒い。気温は高低差100mごとに約0.6度違うとのことであります。食事中、汗をかいた体がみるみる冷えていき、やっぱり登山の時は下着って大事なんだ、と痛感しました。

下りはパラグライダーで、というのは冗談。 下りは「かもしかコース」を選択。登りに予想以上の時間を要したため、直線的に降りれて時間もかからなさそうに見えるかもしかコースを選択。こういう短絡的な発想が危険なんでしょうね。かもしかコースは「体力的に自信のある人向き」と紹介されているのは知っていました。けど「まぁ下りだからなんとかなるでしょう」と甘く見ていたわけです。ところが、下りの急斜面ってヒザに響きますね。徐々に大体四頭筋のあたりに違和感を覚え初めました。そしてまた、子ども達にもキツイ。足を滑らせようものなら滑落の危険もあるようなところがいっぱい。慎重に慎重に降ってリフト乗り場まで。無事、下山してパラグライダーを楽しむみなさんの様子が拝めました。
「この時期に、これくらいの高さの山に登ると、こんな感じ」ってことを体感できた登山でした。そして何より、子ども達といっしょに登頂したことが一番の思い出です。