いやぁランタンの炎上ってビビリますね。こんなはずじゃなかった。どうやったら消えるの? ボクどうしたらいいの? 黒いススを伴いながら燃え盛る炎を涙目で見ることになる「ランタン炎上」。ビリもヴェイパラックスで「炎上」を初体験致しました。
それでも、なんていうんでしょうか。ドキッとしたけど、ススで真っ黒になったけど、1回経験すればなんとかなるように感じています。

っというか、燃費の良さに着目して買ったケロシンランタンを使わないわけにはいかないので、必死にネットを漁り慎重に手入れしたらどうにかなった、というのが本音。
ランタン炎上時の状況と推定原因
状況
ケロシンランタンはほとんどの場合、プレヒートをした後で点火します。この時も基本に忠実にプレヒートしようと余熱カップにアルコールを注ぎチャッカマンでカチッとやったら・・・炎上しました。つまり、プレヒート段階で炎上したわけです。
ヴェイパラックスを扱い始めて間もないのですが、プレヒート用のアルコールが燃えた時の炎とは様相が違いました。
推定原因
「なんらかの理由」で余熱カップに灯油がこぼれていたんだと思います。 「なんらかの理由」については、燃料の供給を開始・停止を制御するノブが完全に停止して(閉まって)いなかったこと。この状態で、高温にさらされる屋外物置に保管していたため揮発した灯油がバーナーを通じて余熱カップに溜まった(こぼれた)んだと推定。
炎上した後、ノブを完全に閉めて普段と同じように余熱カップにアルコールを注ぎ再度、プレヒートしたところ炎上した時とは明らかに違うアルコールが燃焼する時の炎を確認。このため上に書いた推定原因で間違いないんだろうと自分を納得させました。
ランタン炎上後の手入れ

こんな風にススけてしまいましたのでウエスで拭き取りました。かんたんに拭き取れました。

バーナー部。およびバーナーに取り付けられたマントル。真っ黒になっちゃったのでマントルを取り外して清掃。拭き取りそのものはかんたんだけども、入り組んだ構造のバーナー部は指が入りにくい。こういう時はバーナー部を分解するのがいいんでしょうね。

で、よくよく見るとこんなところから灯油が漏れている。炎上よりもこっちのほうが心配。だから、一瞬完全に分解しようかと思った。でも焦りは禁物。不十分な知識のまま深追いするのはやめたほうがいい。こう言い聞かせて・・・

写真中央に写るのはヴァポライザーと呼ばれている部分です。 写真のようにヴァポライザーからバーナーを取り外した状態でポンピングすると、タンクに充填された灯油はヴァポライザー先端にあけられた小さな穴からピュ~っと吹き出しました。この確認作業の結果をもって燃料の供給には問題ないなと判断。

清掃後のバーナー部。完全ではありませんが、そこそこキレイになりました。

最後にマントルを装着して手入れは終了。
バーベキューと試験点灯

ヴェイパラックの手入れの後は庭でバーベキュー。この時から好評の岩ガキを焼き。

弟が日本海(日帰り)で釣ってきたメバルも。メバルは小さいながらも魚の味が濃くて美味しい。

岩カキは程よく火が通ったと思ったら、熱せられて開いた殻を千枚通しでこじ開け、むぎゅっと力を込めると

開きました。

その後、暗くなってから試験点灯したらこのとおり。 炎上を目の当たりにした時はグワングワン動揺したけれども、手入れの結果、炎上することもなく本来の輝きを取り戻しました。
また同時に、ガスランタンゆえ光量に若干の不安があるもののユニフレームULXの手軽さは秀逸だなと痛感した瞬間でもありました。ランタンのルックスについては、両者を比較してこの記事でこんなコトを書いていました。
ランタンを含む火器のメンテナンスを「男のたしなみ」と言えばカッコイイ。けど、できることなら面倒なことは避けたいし、キャンプでトラブるのは勘弁してというのが本音。さて、ガスランタンか、ケロシンランタンか。あなたはどちらがお好みですか?